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Q1:新しい抗てんかん薬が出たと聞きました。どんな薬ですか?

A:今年9月下旬に新しいてんかんの薬が発売され、使えるようになりました。商品名はガバペン錠、一般名はガバペンチンです。この薬は、脳の神経細胞の興奮を鎮める働きのあるGABA(ギャバ)という化学物質に似た構造をしており、主に部分発作(大脳半球のある特定の場所から始まる発作)に効果があり、同時に服用している他のてんかん薬の効果に影響を与えないのが最大の特徴です。
今のところは大人の部分発作に対して、今まで使っていたてんかん薬と一緒に使うことが推奨されていますが、アメリカやヨーロッパでは、小児のてんかんに対しても効果があり、安全であることがすでに確認されていますので、今後、小児のてんかんへの使用も検討されるものと思われます。大きな副作用はありませんが、時に疲れた感じ、めまい感などが報告されています。この薬は腸から吸収された後、肝臓では分解されず、そのまま腎臓から排泄されますので、腎臓の働きが悪い方への使用は注意が必要です。今のところ、この薬の血液中の濃度を調べることは一般病院では出来ませんが、間もなく調べることが出来るようになるとのことです。治りにくいてんかんに苦しんでいる子供達にとってもこの薬が使えるようになったことは良い知らせといえるでしょう。

(札幌・中の島診療所 若井周治 2006年10月25日)


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