日本小児神経学会
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平成20年7月2日

厚生労働大臣           桝添 要一    殿
厚生労働省医薬食品局       高橋 直人 局長 殿
厚生労働省医薬食品局審査管理課  中垣 俊郎 課長 殿


日本小児神経学会  
理事長 大澤真木子
日本てんかん学会  
理事長 田中 達也

       

小児てんかん治療薬(トピラマート)の国内開発推進に関する要望書 

 平素は薬事行政に関し、一方ならぬご尽力を賜り、心より感謝申し上げます。
 このたびは小児てんかん治療薬トピラマートの小児への適応拡大の治験推進について、以下のように要望申し上げます。
 てんかんはほとんどが小児期に発症する疾患であり、小児期からの早期治療が難治てんかんへの進展を防止することにつながります。小児期のてんかん治療に新しい抗てんかん薬が導入されることにより、早期治療の選択肢が増えることは我が国のてんかん治療を格段に進歩させると考えられます。
 日本におけるてんかん治療の発展のため、てんかんの診療と研究に関係する日本小児神経学会および日本てんかん学会はこれまでも積極的に新しい抗てんかん薬の治験に取り組んで参りました。2007年6月28日には二つの学会の連名で、小児てんかん治療薬の早期承認の要望書を提出いたしましたが、同書でも小児期に使用可能な新規抗てんかん薬の日本への導入の必要性を述べさせていただいたところです。
 そのような中で、成人のてんかんに関しては、一昨年はガバペン(gabapentin、ガバペンチン)、昨年はトピナ(topiramate、トピラマート)を承認していただきました。欧米諸国で既に使用可能な新しい抗てんかん薬を早期にわが国の医療現場でも使用できるよう、厚生労働省がご配慮くださったことにつき、大変感謝いたしております。
 しかしながら、小児てんかんに使用可能な新規抗てんかん薬は我が国では依然限定されております。多彩なてんかん症候群の発症する小児期には、様々な特徴をもった抗てんかん薬による多数の選択肢があることが切望されております。新規抗てんかん薬の中でトピラマートは海外では、英国、米国およびドイツなど68ヵ国において、小児に対する適応が承認されており(2006年7月時点)、小児の難治てんかんへの効果が特に期待される薬でありますが、まだ我が国では小児てんかんに対する治験は開始されておりません。
 厚生労働省におかれましては、この事情をご賢察の上、トピラマートの小児てんかんに対する国内臨床試験の推進に向けた働きかけなどのご高配を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


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