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「(日本薬局方)臭化カリウム・臭化ナトリウムについての要望書」につきまして経過報告

2010.3.12

日本小児神経学会

理事長 大澤真木子

薬事委員会

委員長 大塚頌子

 日本小児神経学会は「臭化カリウム・臭化ナトリウムの薬価引き上げの要望書」を平成21年8月12日に厚生労働大臣に提出しておりましたところ、このたび薬価の引き上げが認められました。詳細は下記のPDFファイルをご参照ください。今後も新薬の早期承認の要望とともに、長年使い続けられてきた有効性の明らかな医薬品が、採算割れなどの理由で製造中止に追い込まれないように支援していきたいと考えます。

2009年8月12日

厚生労働大臣     舛添 要一 殿
厚生労働省医政局  阿曽沼慎司 局長 殿

日本小児神経学会 
理事長 大澤真木子

       

要 望 書
(日本薬局方)臭化カリウム・臭化ナトリウムについて

 臭化カリウム・臭化ナトリウムは、1857年に開発された歴史のある抗てんかん薬ですが、他の抗てんかん薬の出現により、しだいに使用頻度が減少しておりました。ところが、近年になり有効な抗てんかん薬のほとんどない“乳児重症ミオクロニーてんかん”において有効性が高いことが明らかにされ、再び注目されるに至りました。乳児重症ミオクロニーてんかんは、代表的な難治てんかんであり、乳幼児期に発熱に伴って全身けいれんが頻発し、しばしばてんかん重積状態に陥ることが大きな問題です。てんかん重積状態を来すと生命に危険を伴うこともあります。本剤は乳児重症ミオクロニーてんかんにおいて、全身けいれんを減少させ、てんかん重積状態を予防する効果が顕著です。また、本剤は乳児重症ミオクロニーてんかん以外に、乳児期発症の難治な全般てんかん症候群、さらに部分発作を主要な発作型とする局在関連性てんかんにも有効性が報告されています。これらの小児期の難治てんかんの診療は小児神経専門医を中心とする日本小児神経学会会員が担当することが多いのですが、私達に取りましては、本剤は代替品のない重要な抗てんかん薬と認識されております。
 しかしながら、特定の難治てんかんに用いること、さらに対象は小児例が大半で、使用量が少ないために、現在製造している製薬会社は1社のみとなっております。しかも現状では、薬価基準の価格と原価とが逆転している状況にあります。このような事態は異常であり、医療経営上看過できない状態であります。また、万が一、本剤の供給継続が中断された場合には、難治てんかんの患者に対して重大な被害をもたらすことになります。
 以上の理由から、臭化カリウム・臭化ナトリウムの安定供給のための適切な薬価引き上げをお認めいただきますように、心からお願い申し上げます。


2009年8月20日

日 本 小 児 神 経 学 会 
理事長       大澤 真木子
薬事委員会委員長 大塚 頌子

要 望 書
(日本薬局方)臭化カリウム・臭化ナトリウムについて

 臭化カリウム・臭化ナトリウムは、1857年に開発された歴史のある抗てんかん薬ですが、他の抗てんかん薬の出現により、しだいに使用頻度が減少しておりました。ところが、近年になり有効な抗てんかん薬のほとんどない“乳児重症ミオクロニーてんかん”において有効性が高いことが明らかにされ、再び注目されるに至りました。乳児重症ミオクロニーてんかんは代表的な難治てんかんであり、乳幼児期に発熱に伴って全身けいれんが頻発し、しばしばてんかん重積状態に陥ることが大きな問題です。てんかん重積状態を来すと生命に危険を伴うこともあります。本剤は乳児重症ミオクロニーてんかんにおいて、全身けいれんを減少させ、てんかん重積状態を予防する効果が顕著です。また、本剤は乳児重症ミオクロニーてんかん以外に、乳児期発症の難治な全般てんかん症候群、さらに部分発作を主要な発作型とする局在関連性てんかんにも有効性が報告されています。これらの小児期の難治てんかんの診療は小児神経専門医を中心とする日本小児神経学会会員が担当することが多いのですが、私達に取りましては、本剤は代替品のない重要な抗てんかん薬と認識されております。
 しかしながら、特定の難治てんかんに用いること、さらに小児例が多いことにより、使用量が少ないために、現在製造している製薬会社は1社のみとなっており、しかも薬価基準の価格と原価とが逆転している状況は異常であり、医療経営上看過できない状態であります。
 また、万が一、供給継続が中断された場合には、難治てんかんの患者に対して重大な被害をもたらすことになります。
 以上の理由から、臭化カリウム・臭化ナトリウムの安定供給のための薬価引き上げを8月12日に厚生労働省に要望いたしました。日本医師会におかれましても、この件に関し、どうぞお力添えいただきますように心からお願い申し上げます。


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