日本小児神経学会
English サイトマップ
関連リンク集
入会手続きはこちら
このホームページについて

「セルシン(R)シロップ 0.1%の薬価引き上げに関する要望」につきまして経過報告

2010年4月12日

日本小児神経学会
理事長 大澤真木子
薬事委員会委員長 大塚 頌子

 日本小児神経学会は「セルシン(R)シロップ 0.1%の薬価引き上げに関する要望」を平成21年9月25日に厚生労働大臣に提出しておりましたところ、このたび薬価の引き上げが認められました。詳細は下記のPDFファイルをご参照ください。今後も新薬の早期承認の要望とともに、長年使い続けられてきた有効性の明らかな医薬品が、採算割れなどの理由で製造中止に追い込まれないように支援していきたいと考えます。

セルシン(R)シロップ 0.1%(PDF)


「セルシン(R)シロップ 0.1%」の薬価引き上げに関する要望

2009年9月25日

厚生労働大臣
長妻  昭 殿

日本小児神経学会
理事長 大澤真木子
薬事委員会委員長 大塚 頌子

 「セルシン(R)シロップ」は、1967年に販売開始されたジアゼパムを有効成分とするベンゾジアゼピン系のマイナートランキライザーであり、有効性・安全性が広く認知され、長年使用し続けられております。しかしながら、古い薬であり、度重なる改定によって薬価が低く抑えられており、製薬企業においては製造原価に比し不採算となってしまうという事態に立ち至っているそうです。私達は、そのような理由で「セルシン(R)シロップ」の供給が中止されることを大変危惧しております。
 「セルシン(R)」の適応症として認められている「効能・効果」のなかで、小児神経疾患で最も頻用されるのは、脳脊髄疾患による筋緊張・疼痛の軽減であります。同一の「効能・効果」が承認されている「セルシン(R)」には、「セルシン(R)シロップ」以外に錠剤、散剤があります。上記の症状は脳性麻痺などの心身障害の強い患者でよく認められますが、小児や重度心身障害児(者)では錠剤の内服は困難です。特に経口投与が困難な患者、例えば、重度心身障害児(者)等で胃瘻や経鼻チューブから薬の投与を行っている場合には、散剤は水にほとんど溶けないためシロップ剤が必要不可欠です。さらに、シロップ剤では、症状の程度に応じて適宜投与量を加減することが可能な点、シロップ剤は散剤より吸収が速く効果の発現が速やかである点も、日常診療上重要な長所であります。一方ジアゼパムを含有する製剤として他に坐剤と注射液がありますが、これらには上記の「効能・効果」は認められていません。さらに「セルシン(R)」の「効能・効果」のなかには麻酔前投薬が認められていますが、この目的で使用可能な薬のなかでシロップ剤は「セルシン(R)シロップ」が唯一であります。以上の理由により、「セルシン(R)シロップ」の必要性は極めて高いものと考えます。
 このように医療上の必要性が高く、且つ代替性のない本製品が採算性の問題のために販売中止に至った場合には、医療現場において大きな混乱を招くと思われます。
 つきましては、「セルシン(R)シロップ」に対し、製薬企業が継続して供給できるためのご高配を賜りますようお願い申しあげます。


学会について
学会の沿革
歴代役員・総会会長
会則・規則
役員構成
委員会構成
学術集会・セミナー
主催の学術集会・セミナー
国際学会
地方会
その他
小児神経Q&Aコーナー

学会誌「脳と発達」

英文誌「Brain&Development]

PDFファイル閲覧ソフトAdobe Reader(無料)はこちらからダウンロードできます。

Copyright @ 2005 日本小児神経学会 Japanese Society of Child Neurology