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「フェノバルビタールの薬価引き上げの要望」の経過報告

       2012.3.9

日本小児神経学会    
理事長 大澤真木子
薬事委員会        
委員長 大塚 頌子

 日本小児神経学会は「フェノバルビタールの薬価引き上げの要望」を平成23年12月8日に厚生労働大臣に提出しておりましたところ、このたび薬価の引き上げが認められました。
 詳細は下記のPDFファイルをご参照下さい。今後も新薬の早期承認の要望とともに、長年使い続けられてきた有効性の明らかな医薬品が、採算割れなどの理由で製造中止に追い込まれないように支援していきたいと考えます。


2011年12月8日

厚生労働大臣    小宮山洋子 殿

日本小児神経学会理事長 大澤真木子

日本てんかん学会理事長 兼子 直

フェノバルビタールの薬価引き上げの要望

 厚生労働省におかれましては、常々薬事行政に関し一方ならぬご尽力を賜り、心から
感謝申し上げます。特にてんかん診療に格別のご配慮をいただきありがとうございます。

 さて、てんかん治療の主流をなすのは、抗てんかん薬による薬物療法でありますが、
近年4つの新規抗てんかん薬をご承認いただいたことにより、てんかん診療に新たな選択肢が広がりつつあることは、我が国のてんかん診療の向上のために喜ばしく、大変感謝申し上げます。
 一方、従来の抗てんかん薬にもそれぞれの特徴があり、長所も短所も熟知した使い慣れた薬として重要なものが多くあります。さらに古い薬であるために薬価が低く抑えられており、医療費の削減にもつながる利点にもなっております。しかし、従来の抗てんかん薬は薬価があまりにも低いために、製薬企業においてはほとんど採算ベースにのらないという事態に陥り、市場から撤退する動きも予想されます。フェノバルビタールは1944年に我が国で発売開始されて以来、長年使い続けられてきた代表的な抗てんかん薬があります。効果のスペクトラムは広く、昔から様々な発作型に用いられてきました。最近では乳児早期の難治なてんかん症候群を始めいくつかの難治てんかんにも有効性を発揮することが明らかになってきました。この薬なしには発作のコントロールが不可能な患者が少なからず存在します。このように臨床現場では、かけがえのない抗てんかん薬としていまだに使用し続けられている薬です。この抗てんかん薬が採算の問題のために、販売中止に追い込まれることになれば、我が国のてんかん診療にとり大きな痛手と考えられます。また、従来の抗てんかん薬と新たに承認された新規抗てんかん薬を必要に応じて使い分けながら、バランスの良い適切な抗てんかん薬療法を行っていくことは、てんかん診療のあるべき姿であり、全体として医療費の削減にもつながると存じます。

 以上の理由から、フェノバルビタールに対し適切な薬価引き上げをお認めいただきますように心からお願い申し上げます。


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