日本小児神経学会
English サイトマップ
関連リンク集
入会手続きはこちら
このホームページについて


平成22年8月18日

厚生労働大臣
厚生労働省医薬食品局
厚生労働省医薬食品局審査管理課

長妻  昭    殿
間杉  純 局長 殿
成田 昌稔 課長 殿

日本小児神経学会
 理事長 大澤真木子
日本てんかん学会
 理事長 兼子   直

       

要 望 書

ホスフェニトインの早期承認について

 厚生労働省におかれましては、常々薬事行政に関し一方ならぬご尽力を賜り、心から感謝申し上げます。この度はてんかん重積状態および頻発状態に対するホスフェニトインの早期承認に関しお願い申し上げます。
 てんかん重積状態とは、脳炎、頭部外傷、熱性けいれんなどの急性疾患、またはてんかんなどの慢性疾患が原因となり発作が長時間続く状態です。重積状態は脳機能のみならず、呼吸・循環動態に悪影響を及ぼし、生命の危険をもたらします。また、発作が抑制されても後遺症が遺る可能性があります。そこで一刻も早く発作を頓挫させ、かつその効果が持続する静注薬が必要です。ところが、我が国で重積状態に保険適応のある静注薬はきわめて限られており、第1選択薬としてジアゼパム、第2選択薬としてフェニトン、それで頓挫できなければバルビツール麻酔と進むことになります。しかし、全身麻酔薬で重積状態に適応のある唯一のバルビツール薬であるペントバルビタールは製造中止で入手できなくなりました。最近、フェノバルビタールの静注薬が開発され、てんかん重積状態への適応を承認いただき、選択肢は一つ増えましたが、まだまだ不十分であります。
 てんかん重積状態に保険適応のあるフェニトインは、速効性についてはジアゼパムに劣りますが、ジアゼパムよりはるかに効果の持続が長いことが特徴的で、ジアゼパムと組み合わせて臨床現場でよく用いられてきました。しかし、安全性に関しては、強アルカリ性であるために静脈炎などの副作用をおこすことが、従来大きな問題でありました。今回開発治験が行われたホスフェニトインは体内でフェニトインに変わるため有効性は同じですが、注射時の刺激がなく安全性が高いとされています。このたび日本小児神経学会、日本てんかん学会の会員も多数本剤の開発治験に参加し、この薬が従来のフェニトインに比較し、効果は同等であり、安全性はよりすぐれていることを実感しました。
 てんかん重積状態の治療に関与する両学会と致しましては、現在承認申請中の本剤を一日も早く承認いただきますよう、心からお願い申し上げます。


▲小児神経学会からの提言・意見メニューへ

▲このページのTopへ

学会について
学会の沿革
歴代役員・総会会長
会則・規則
役員構成
委員会構成
学術集会・セミナー
主催の学術集会・セミナー
国際学会
地方会
その他
小児神経Q&Aコーナー

学会誌「脳と発達」

英文誌「Brain&Development]

PDFファイル閲覧ソフトAdobe Reader(無料)はこちらからダウンロードできます。

Copyright @ 2005 日本小児神経学会 Japanese Society of Child Neurology